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2007年 05月 22日
汚い部屋から助けを求めた少女:Excite 世界びっくりニュース
いくら子どもでも9歳なら、通行人が気づけば実際に警察が来ることはわかると思うし、それがねらいだったんだろうけど、いったい、警察を呼んでどうするつもりだったんですかね。まあ、論理的に説明のつかないことをするのが子どもってやつですけど。とりあえず、怖いお母さんに対抗するため、もっと怖い人を呼んじゃおうと思ったのかな。 ドイツらしいと思ったのは、「警官たちは少女に部屋を片付けるよう言いました。2時間後チェックに戻ったところ、すべて片付けられていました。」という警察広報の弁。こういうとき日本の親だったら、子どもと警官の間に入ってしまって直接会話をさせないケースが多いような気がします。「まああ、お騒がせしてすみませんねぇ。私から厳しく言いきかせますから。じゃ、さようなら」って。実際、私が仕事などで子どもと接するとき、「あんたに聞いてるんじゃないよ」というタイミングで割り込む親が多いですもん。 近年、ドイツでも親の甘さやしつけの悪さが問題視されてますが、それでも概ね日本の子どもほど過保護じゃないと感じます。本気で怒る親はときに少々大人げなくも見えますが、ともかくダメなことはダメと説明するのを怠らないし、結構、他人も介入してきます。また、何事も親が先回りして解決したりせず、当事者同士で対話させたり、子ども自身に努力させたりして、年齢が幼くてもある意味一人前に扱っている様子に感心することも多いです。 2時間後にチェックに行くってところがまた、おまわりさんも濃厚に関わってますね。 散らかった部屋が「戦場のようだ」という表現は、ドイツでは全国的に定番なのかもしれないですね。ついこの間、Exciteのコネタに反応したエントリで、ちらっとそんなことを書きましたけど。 余談ですが、東京の我が家も現在、戦場と化しています。しかし「助けて」って貼り紙しても誰も助けてはくれないだろうし、まあ仕事上、片付けてもいい状態になれば自分で片付ける予定です。(でも、ちょっと助けてほしいかも) これまた余談ですけど、この間、呼んでないのにおまわりさんが来ました。春先に、住所と名前、本人以外の連絡先などを書き込む用紙がドアポケットに入っていて、交番に提出するようにと書かれていたのをすっかり忘れていたんです。別に個人情報がどうとか考えたわけじゃないんですけど、そういう理由で拒否する人も少なくないそうです。 「やっぱり出しておいてもらったほうがいいんで…」と提出を求める若いおまわりさんに「死体で転がってたときとかね」と相づちを打ったら「そういうときばかりじゃないんですけど」って苦笑いしながら、笑わない目が「そうだよ! 死体にならないうち、さっさと出しな」と言ってたような。 まだ記入もしていなかったので、「あとできっと届けます」と約束して別れ、実際2時間後には持って行きましたが、交番にいたのは別の人でした。「遅くなってすみません。○○さん(うちに来た担当のおまわりさん)によろしくお伝え下さい」と用紙を渡したら、留守番の警官は「はあ、ご苦労様です…」と言いつつ、不審そうに私の頭のてっぺんからつま先まで眺め回してましたよ。どうも Braunschweig のおまわりさんと違ってつきあいにくいです。
by spielfeld
| 2007-05-22 23:50
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