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2007年 12月 04日
シーズン中、常にモチベーションを維持して、どの試合にも貪欲であり続けることって、本当に難しいんだなと改めて痛感した今シーズン。赤いチームはアジア制覇を果たしたところで張りつめた心の糸が切れたという感じだったし、それを追いつめるはずだった青黒のチームも、カップ・ウィナーになったあと1勝はしたものの3引分と勝ちきれない試合を続けて、リーグタイトルからは遠ざかりました。
ついでに言うと、なのはな色のチームは夏の終わりに選手たちが決起して、監督に頼らないという決意を固めて6連勝したまではよかったけど、来季も同体制と知らされたあたりでがっくりと力つきたような…。 心に残っているのは、赤の13番くんが最終節の試合後、「自分たちのサッカーができなかったとも言えるし、つまりこれが自分たちのサッカーなんだという気もしている」と噛み締めるように話していたこと。「矛盾しているようだけど」という彼に「いや、矛盾なんかしてないよ」と言いたい衝動にかられました。その感じ方、大事にしてほしいです。 内容はどうあれ、なんとか勝点をあげている間は、「とにかく結果が大事」と自分に言い聞かせてきた思うんです。でも、今シーズン代表で鍛えられた彼にはもっと高い理想も見えているはずだし、もっといいサッカーがしたいという希望もあるでしょう。観ていてあまり楽しくはなかったし、やってる選手もそんなにおもしろくはなかっただろうということは容易に想像できます。 最後の最後で優勝を逃したことは別にしても、今季ずっとやってきたこんな内容で、満足も納得もできるわけないし、しちゃいけないです。こんな程度のサッカーで優勝しちゃったりしなかったことをよかったと思えるように、来季はもっと躍動感のあるプレーを見せてほしいです。 あとは「精神的疲労」のケアについて。選手個人も経験を糧にして逞しくならないといけないけど、控え選手の扱いとか、チーム全体が常に張り合いをもって活動できるようにするのが指導者サイドの課題だと思います。今季の赤いチーム、レギュラーとそうでない選手、いろいろな意味でバランスがよくなかったです。 いやいや、まだシーズンは終わってないか。7日からは私にとっても怒濤の10日間が始まります。毎年、風邪だのインフルエンザだの、ノロウィルスだのに倒れる人が後を絶たない。12月に連日ナイトゲーム観戦って、結構ハードです。体力はもちろん、心の張りを切らさないようにしないといけないのは、プレーする選手ばかりじゃありません。 そういえば入院中のO氏について、家族との会話の内容を協会の幹部が聞いてないって記事。そんなはずはないと思うけど。あえて伏せるってことかな。聞いた人はみんな驚嘆してましたよ。以前、彼の側近だったM氏が「“監督をやってる人”じゃなくて、“監督という生き物”」と言ってたけど、まさにそのとおりだな、と。彼はどんな苦境に陥っても、生涯心の張りを失わない超人のようです。
by spielfeld
| 2007-12-04 00:14
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