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2007年 03月 05日
先週初めに「シーズン前の大仕事」は片付いたんですけど、毎年のことながらギリギリまで引っぱり過ぎですね。終わったらすぐ五輪予選、さらにJリーグ開幕で、息をつくヒマがありません。結局、試合や練習を観るために出かけるとき以外は、昨シーズンの記録や資料が散乱したままの部屋を片付けながら新たな課題をこなすのに四苦八苦というありさまです。
ここまでのことをしっかり整理し、新鮮な気持ちで新シーズンに臨めていないのは自分だけではないんじゃないかと、国立や埼スタのスタンドで、あるいはテレビの画面から勝手に(おそらくは的外れな)同情をしたりしています。なんだか、開幕早々疲れきってるみたいな選手や、閉塞感漂うプレーが目白押しだな、と。 もちろん柏とか広島とか、はつらつとしたプレーを見せたチームもあるわけで、「すっきりしない感じ」の主な原因は、やはり自分自身の内面的なものだと思うんですけどね。つまり「リフレッシュしないうちにまた始まっちゃったよ」っていう、わくわくする半面、ちょっとばかりげんなりした気分に。 自分の個人的な状況は棚に上げ、試合後一応、聞くには聞いてみたんですけどね。「まだ選手間では互いの役割とかチームとしてのやり方を探りながらやってるような感じなのか」といったことは。優勝候補筆頭の赤いチームは期待はずれの鈍重さで、J1ニューカマーに辛勝でしたから。 キャプテンいわく、「いや、もう大丈夫でしょう。これだけ相手が引いちゃったら、こういう展開も仕方がないかなと思いますよ」…ボランチくんも「この一週間でコミュニケーションをとって、するべき仕事はできたと思う」といったようなコメント。まあまさかこれでOKとは本心から思ってないでしょうけどね。新監督が箝口令をしいているとかで、戦術に関することは適当にはぐらかすようになってしまったため、公に喋ってることはほとんど意味がないと、例年以上に了解しておかないといけないようだし。 すっきりしないと言っても、J1昇格&復帰組とか、主力に去られた黄色いチームとか、悪戦苦闘が予想されたところも、さほど悲観する必要のない戦いぶりだったのは喜ばしいことだなと、始まったばかりのシーズンの、これからを楽しみにしようという気分にはなってます。「勝てる」なんて断言はできなくても、戦えないわけじゃないなら、進歩を期待することはできます。 いろいろと新しいことが始まる早春のこのタイミングで、積年の課題が山積みだったり、次の一歩に迷いがあったりするのは残念だし、滅入りそうにもなりますけど、一つひとつ片付けて前に進まなきゃならないのはいつだって同じですからね。あまり遠くばかりを見ずに、目の前のことに誠実に取り組みながら、今シーズンも頑張りましょう。…と主に自分に言ってみる。 余談もひとつ。新入りくんの人柄を尋ねられて「とても静か」と答えていたキャプテンに、横から「そりゃあ、まだ猫かぶってるな」と言ったら「どうかな。そうでもないんじゃないの」と笑ってた。うん、確かにシャイではあるし、慣れるまでに時間がかかるタイプだけど、慣れたらよく喋るんだよ、彼は。元いたチームでキャプテンをやってたときのように遠慮なく自分の意見を出せようになるかどうかは、新しい環境で活躍するための鍵になるんじゃないかな。引き出してやっておくれよ、本性を。
by spielfeld
| 2007-03-05 02:19
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