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2007年 03月 12日
サッカー観戦の感想なんて、観たその日のうちに書かないと、改めて書く気力を呼び起こすのにめちゃくちゃ苦労しますね。ブログを書くこと自体は誰とも約束していない、どうでもいいことだったりするので。しかしその日のうちに書くって、ほとんど不可能なんですよ。たとえば千葉でナイトゲームだと帰ってくるのが午前1時より早くはならないし、どの試合にしても、スタジアムを出ればフリータイムなんてことは稀だし。日曜日は朝から忙しいし。
…とぶつぶつ言ってる間に、頭のなかで渦巻いていることの一部を引っぱり出しておくか。 ジェフにとっては「魔の4分間」って感じでしたね。前半16分から20分の時間帯、マークがずれたのがことごとく失点に結びついてしまいました。それまでは、むしろジェフペースの試合でしたからね。もちろん「不運」で片付けられるような場面ではなく、技術的なミスとか集中力の欠如、精神的な脆さが招いた結果だったわけで、逆説的に言えば、修正できないことではないはずなんですが。 口に出しては絶対に言わないけど、新キャプテンもちょっと監督の采配に疑問を持ち始めているかもしれないです。いや、それを打ち消して真摯に努力しようという気持ちの方がまだ強いでしょうけど。「清水に合わせたシステムにしたことで、選手たちの間で混乱した部分があった。後半はいつもの3-5-2に戻して、相手はそのままのシステムだったけど自分たちの思うようなプレーができた」「やっぱり自分たちのペースでやることが大切」という発言に、「なぜ相手に合わせて不慣れなことをしまったのか」という痛恨の思いがにじみました。 サッカーには「これが正解」という決まった答えはないし、結果に対して評価が出るだけなので、シーズンが始まったばかりの時期に選手起用や戦術を批判するのは、いかにもお気楽で無責任な人間のすることだと自重しています。選手たちは、まず監督の理想を理解して実現するための努力しなければならないし、それを支援するのがスタッフやサポーターの仕事です。基本的にはそう考えているので、みんなが雑念を振り払って必死に戦おうとしているときに「そもそも、そのやりかたはどうなんだ」とか、横やり入れるようなことは言いたくないです。 でも、選手が成長しなければならないように、監督も敗戦から学んでいかなければならないと思うし、采配の側面から改良や進歩が見えたり、彼の戦術を実行するためには何が足りなかったのか、すぐに修正できるのはこれだという具体的な指摘がなければ、実践しようとしている選手たちだってやりきれない。「3失点した4分間は、私には説明がつかない」なんて冗談でも言っちゃいけないでしょ。だって選手たちはわかっている。どんなふうにプレーが混乱していって、どんな精神状態に陥ったか。そして、どうするればそうならないかがわからなくて途方に暮れているんですから。それを指導する立場の人間に「わけがわからん」と言われて、選手たちはどうすればいい? さっきも書いたように、やろうとしているサッカーとか、サッカー観そのものについては指導者によってそれぞれだし、時代による傾向はあるけど、それでも確固たる正解などはないと思っています。結局は好みの問題になってしまうので、「そんなサッカーをやってちゃダメだ」とか言うつもりは、いまもってまったくないんですけど、指導している選手たちが抱えている問題点とか、はまり込んでいる状況をわかってやることさえできないなら、監督なんかやめちまえ!とは言いたいです。 みんな口では気丈に「もう下がることはないのだから、ここから上に行くだけだ」「次に向けて気持ちを切り替える」「よかった時間帯に点を取っていれば問題はなかったのだから、フィニッシュの精度を上げるように練習に励む」などと言っていますが、このままの方向性でいいのか、努力は報われるのか、まだたった2敗とはいえ不安がないはずはないです。 監督がもし「このまま自分のやり方を貫くべきだ」「選手が努力してそれを極めれば結果は出るのだ」と信じているなら、選手も同じように信じ続けることができるように、必ずそれは実現できると自信を持って取り組むことができるようにメンタルをケアすることも大事です。現監督に対して私が力不足を疑っているのは、主にその部分です。 …戦術について、批判ではないけど考察していること、つまりこうしようとしてるけど、ここができていない、これは悪くないんじゃないか…などなど思うところはありますが、あまりにも長文になってきたので、またの機会に。
by spielfeld
| 2007-03-12 02:21
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