Auf dem Spielfeld---ピッチの上で---
2007-12-20T13:48:09+09:00
spielfeld
最近、更新をサボり気味のブログです。
Excite Blog
怒濤の10日間…の初日(と椅子取りゲームの話)
http://spielfeld.exblog.jp/7841771/
2007-12-20T00:11:00+09:00
2007-12-20T13:48:09+09:00
2007-12-20T00:06:15+09:00
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試合後の監督会見では「考えられないようなミスがあって」というコメントもあったけど、それはオーストラリアが抜けたオセアニアはアジアとますます実力差開いている…ということを示すミスなのか、単に緊張とかメンタル面の問題で自滅したのか。いずれにしても、例年にない低レベルの試合がひとつ増えたことを主催者側がどう見るか…。
ただし、この試合を裁いたメキシコ人審判は国際級でした。私などは技術面から評価しがちですが、Kさんはさすがにコミュニケーションのプロらしく、おもしろい視点で解説してくれました。審判の技量についてはまた時を改めてじっくり書きたいと思いますが。 * * *
今年は馴染みの赤いチームが出場していたためか、あるいはなのはな色のチームのスタッフが出向で任務についていたためか、私は例年以上に優遇していただいたと思います。東京会場は特等席だったし、赤いチームがらみの試合後は最初からミックスゾーンのチケットがセットで用意されてたし、その他の試合も監督会見のチケットをつけていただけました。昨年は試合を観て必要を感じたら担当者に声をかけ、どちらかあまりをもらったりしてたんです。
まあ全体としては、予め割り振りをちゃんと考えているとは思えないんですけどね。だって毎日確実に報道している、赤チームの地元メディアの方がもらえなくて不安げにウェイティングしてたり、某チーム関係者が肩をすくめて「ないってさ」と苦笑いしてたり、試合当日にネットニュースに記事を配信するフリージャーナリスト諸氏がLAN付きデスク席のチケットじゃなくて怒ってたりしましたから。
しかし一般席をあてがわれて「いったい誰に苦情を言えばいいのっ。私はそんなに実績のない記者ですか!」なんて怒りを露にしてたM女史。気持ちはわかるけど、チケットを機械的に配分してるだけの人たちを捕まえて怒るのは時間も精神も浪費してますよ。単に、新聞社や通信社が希望している数を確保したら机席がなくなって、その次にフリーライターの方々へ机なしの席を割り振ったということなんだろうし。
どうせ各社も外国メディアも、希望が出てる数の全員は来ないから、ウェイティングリストに名前を乗せておけば、試合の1時間前にはその空席分が回ってきます。「自分はフリーランスとしてこんなに実績があるのに、新聞社に入社間もないぺーぺーより認められていないのか」なんて考えるのは、自分を傷つけるだけで意味がないです。
豊田ではY氏もチケットの件で怒鳴ってたそうだし、半端じゃない数の人々が内外から押し寄せるだけに、毎年、いろいろな葛藤がある舞台裏です。私は逆に準決勝の2試合目、「机はいらないから他の席に移る」って言ったら、なぜだか隣席のNコーチに「わがままだ」ってマジで叱られました。でも構わず自分にとって都合のいい席を融通してもらいましたけど。他の人を押しのけることになるなら問題だけど、そういうことではないし(むしろ譲ってます)、こっちは遊びで観に来てるわけじゃないので、ニーズをきちんと伝えるのも仕事のうちなんです。この人もドイツ帰りにしては妙な遠慮をするんだなと、Nさんの意外な一面を見た気がします。
そういえば国立で南米のR選手(登録が間に合わずスタンド観戦になった)も係員とケンカしてたね。で、私のすぐ前の席をスタッフらと陣取ったら、途中でサポーターが気づいてフラッシュ炊き始めたので、こっちもかなり迷惑だった。
でも私は誰ともケンカなんかしませんよ。試合前に私の席周辺を埋め尽くしていたチュニジア人サポとか国内テレビクルーを退かしたときと同様、にっこり笑って退いてもらっただけです。あ、でも横浜のメディアセンターで、テーブルの上にペットボトルとマッチプログラムを置いて(名前も書いて!)席を外していたら、あとから来たチュニジア人が両方とも自分のものにして占拠してたので、ちょっとムッときましたね。水はもういらないけどプログラムは返せって無表情で取り上げてしまった。ケンカにならなかったのは相手が反撃してこなかったってだけですね。反省。]]>
怒濤の10日間…の序章
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2007-12-18T22:01:00+09:00
2007-12-18T22:06:12+09:00
2007-12-18T22:01:42+09:00
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いろいろなことがありすぎて手帳もごちゃごちゃ。何が書いてあるんだかよくわからなくなりつつあるので、思いついた順にこちらにも補助的にメモ。 * * *
大会実行本部から最初のメールが届いたのが11月28日。まず、無事ADカードが発給されるという連絡。それから試合や練習、その他の現場立ち入りの手続きとか、駐車券の申請方法などについて知らせてきました。まあ、例年どおりですが。ところで宛先のメアドが全部表示されてきましたよ。思いがけず、いろいろな人のメアドを手に入れてしまった。使う予定はないけど。
12月4日、メディアセンターのオープン二日目にADの受け取りにいきました。多くの人は初日に受け取るか、そうでない場合は試合当日なんでしょう。二日目という中途半端なこの日、午後3時すぎに行って受け取りの署名リストの最初にサイン。外に出たら知人のI記者に会いました。
で、I記者の第一声。「今年のおみやげは何?」
ボールペンとメモパッドと紙挟み。「え、去年みたいにバッグはないの? 年々縮小化されるなぁ」…余計なかさばるものを受け取らずに済んでホッとしてるんですけどねぇ。前身の大会のときは、前日練習と懇親会に出るとベンチコートがもらえたんですよね。毎年もらう色違いのが何着もあって、あちこち配ったのに、まだ3着も手元にありますもん。
私にとってはADカードの顔写真のデータ縮小のほうが問題です。これで個人が特定できるのかっていうぐらい荒い画像で。髪の毛の爆発具合も相まって、「ナニジンだよ」って自分で思った。]]>
オフ間際に
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2007-12-04T11:43:03+09:00
2007-12-04T11:43:03+09:00
2007-12-04T11:43:03+09:00
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現在は県協会の役員なんですね。トレセンや指導者講習でもご活躍のようで何よりです。Jと幼児と高齢者が対象の私と会う機会がないのは当然で、行方不明者は私のほうでしたか。
でもまた近いうちに、少年の指導についていろいろ語り合いたいです。…プロのリーグができて日本のサッカーが変わったと考えている人は多いけど、80年代にSさんたち育成の専門家の力があったからこそプロ化は成功したんです。そういう側面も忘れてはならないと思います。
誰がA代表を率いるかも大事だけど、世界に通用する選手を育てる人たちの存在もますます重要になるのを感じています。
* * *
土曜日の横浜で「長崎での5回戦が事実上のアジア王者決定戦か」なんて冗談言ってる人がいて、「からだめぐり茶」が巡り巡って鼻から出そうになってしまいました。よくそういう くだらない こと思いつくよね。ギョーカイ人の職業病ですかね。見出しやキャッチコピーを考えるのもいいけど、あんまり事実をねじ曲げないように(笑)。
まあ、番狂わせがあるからおもしろいんですよね。強弱関係が100パーセント揺るがないなら試合をやる必要はないんだし。来季それぞれ上位リーグに参戦するチームも、新たにJに参入するチームも健闘を祈ります。]]>
心の張り
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2007-12-04T00:14:00+09:00
2007-12-04T00:49:49+09:00
2007-12-04T00:14:46+09:00
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ついでに言うと、なのはな色のチームは夏の終わりに選手たちが決起して、監督に頼らないという決意を固めて6連勝したまではよかったけど、来季も同体制と知らされたあたりでがっくりと力つきたような…。 心に残っているのは、赤の13番くんが最終節の試合後、「自分たちのサッカーができなかったとも言えるし、つまりこれが自分たちのサッカーなんだという気もしている」と噛み締めるように話していたこと。「矛盾しているようだけど」という彼に「いや、矛盾なんかしてないよ」と言いたい衝動にかられました。その感じ方、大事にしてほしいです。
内容はどうあれ、なんとか勝点をあげている間は、「とにかく結果が大事」と自分に言い聞かせてきた思うんです。でも、今シーズン代表で鍛えられた彼にはもっと高い理想も見えているはずだし、もっといいサッカーがしたいという希望もあるでしょう。観ていてあまり楽しくはなかったし、やってる選手もそんなにおもしろくはなかっただろうということは容易に想像できます。
最後の最後で優勝を逃したことは別にしても、今季ずっとやってきたこんな内容で、満足も納得もできるわけないし、しちゃいけないです。こんな程度のサッカーで優勝しちゃったりしなかったことをよかったと思えるように、来季はもっと躍動感のあるプレーを見せてほしいです。
あとは「精神的疲労」のケアについて。選手個人も経験を糧にして逞しくならないといけないけど、控え選手の扱いとか、チーム全体が常に張り合いをもって活動できるようにするのが指導者サイドの課題だと思います。今季の赤いチーム、レギュラーとそうでない選手、いろいろな意味でバランスがよくなかったです。
いやいや、まだシーズンは終わってないか。7日からは私にとっても怒濤の10日間が始まります。毎年、風邪だのインフルエンザだの、ノロウィルスだのに倒れる人が後を絶たない。12月に連日ナイトゲーム観戦って、結構ハードです。体力はもちろん、心の張りを切らさないようにしないといけないのは、プレーする選手ばかりじゃありません。
そういえば入院中のO氏について、家族との会話の内容を協会の幹部が聞いてないって記事。そんなはずはないと思うけど。あえて伏せるってことかな。聞いた人はみんな驚嘆してましたよ。以前、彼の側近だったM氏が「“監督をやってる人”じゃなくて、“監督という生き物”」と言ってたけど、まさにそのとおりだな、と。彼はどんな苦境に陥っても、生涯心の張りを失わない超人のようです。]]>
感情を抑えて前を向け
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2007-11-17T23:46:00+09:00
2007-11-18T00:25:17+09:00
2007-11-17T23:46:19+09:00
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水曜日の夜、二三の言葉を交わしたときはとても元気そうに見えました。脱力系の切り返しばかりしている私のことを呆れながらもおもしろがってくれているらしい監督は、笑顔で接してくれることが多いですが、このときは特に、赤いチームのアジア制覇に大満足の様子で、声も弾んでいました。だから、それから30時間もたっていない時刻に倒れたという知らせに、なんとも信じ難い感じがしています。
協会の首脳陣にとってもショックが大きく、ひたすら回復を祈るって姿勢になるのもわからなくはないけど…。それだけじゃマズいだろうとも思います。ある人が大変なときに代わりの人事の話をするのは不謹慎だとでもいうような雰囲気は、いかにも日本的で情緒的ではありますけど、そこであえて情とは別次元の話をできるようでなければならないのがリーダーってやつでしょう。会長もその側近もみんな人の子だったんだなと、少しホッとしたのと同時に、しっかりしろと叱りたい気分でもあります。
そういう私だって心情としては、奇跡的な回復を見せた監督が続投してくれたらと願っていますけど、それが不可能で願望以上のものにはならないこと、少なくとも2月の予選スタートに間に合わないことがほぼ明らかなときに、首脳陣がそのことについてなんの答えも展望も示せないようじゃダメなんです。毎日会見を開く意味もないし。
今すぐ代理とか後任を決めろということではなくて、タイムリミットをどのように考えているか、代表チームの活動に支障をきたさないための対策をどうするかなどは、きちんと話さなきゃ。現監督が降板という事態になったら2010年がダメになっても仕方がないと考えているのかと疑われるような弱々しさや微かな望みにすがりつくような態度を見せたらいけない。
情緒と理性は両立できるし、しなかったら病床の監督に叱られます。どんなときでも場面ごとに切り替えて冷静に戦えないと、世界を相手に勝つことはできないからです。]]>
ハードでハッピー
http://spielfeld.exblog.jp/7712297/
2007-11-16T00:08:33+09:00
2007-11-16T00:08:33+09:00
2007-11-16T00:08:33+09:00
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サッカー三昧は相変わらずですよ。見に行くのも指導のお手伝いも。例年より忙しいぐらいですね。見に行くほうでは特に、水曜日も毎週のように出かけてましたから。
昨日はお馴染みのチームがアジア王者になったりして、心に残る日でございました。でも、試合前からタイトル獲得は確信していて、全然疑ってなかったので、その度合いが過ぎて感動が薄かったかもしれません。隣席のとある関係者が表彰式を涙ぐんで見つめているのに気がついて、改めて自分が冷めてるなあと思ってみたり。
でも試合後、選手たちがみなすごくいい顔をしていて、それはドキッとするほどだったのが印象深いです。ただ笑顔とかうれしそうだかというのではなく、言いようのない穏やかさで。「ホッとしている」という言葉に置き換えてもいいのかもしれないけど、それでは表しきれないぐらい深い味わいがありました。
それはこのタイトルへの道のりが、想像を絶するほど大変だったことを物語っているんでしょうね。痛いところ、つらいところがない選手はいない。みんなぼろぼろの体でピッチに立って、残る力を振り絞って戦って結果を出した。その喜びが言葉を超えて心に伝わってくる。…スタジアムのロビーにはいつもとは少し違う、不思議な空気が漂ってました。
記者さんたちに囲まれて話すとき、いつもなら微妙にこわばった顔をして話しているシャイな選手が、やはり饒舌とはいかないまでも、とにかく柔らかないい顔で質問に耳を傾け、心の奥から言葉を探している。ああ言えばこう言うって感じの頭脳明晰で跳ねっ返りの選手が、ゆっくりしみじみと話している。彼らの様子を眺めながら、「至福」っていうのはこういう感じだったんだなと、そのお裾分けをしてもらいました。
余韻に浸っている暇もなく、もう次の試合に向けて準備しなければならないんですから、プロの選手は大変です。でもここまで来るともう、頑張れとも頑張るなとも言えないです。ただ、「つらくても、仲間のためにと思うとあと一歩足が出る。サポーターのためにと思ってさらに一歩が出る。それができたことが幸せです」という某選手の言葉が、繰り返し頭の中に蘇ってきます。
今シーズン残りの試合も一番幸せなようにできたらいいね…。そして私もそれを見習って、誰かのために働く喜びをもっと味わいたいと改めて熱望しています。まずはそう考えるきっかけを与えてくれる人たちのなかで働いていることを幸せに思います。]]>
リコール
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2007-11-15T22:27:00+09:00
2007-11-15T23:08:25+09:00
2007-11-15T22:27:34+09:00
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そのヒーターを今週月曜日に押し入れから出しました。ちゃんと作動することを確認してスイッチオフ。で、二時間ほど近所の美容院に行って帰ってきたら、ついてるんです。部屋のなかが妙に暑くなっていて、何事かと思いました。
おそらく近所のどこかで、この春から秋の間にテレビかビデオを買い替えたんでしょう。住宅密集地のボロアパートのは、よその家の電波も飛び交い放題のようです。
ヒーターを買ったばかりのときから、うちのテレビのリモコンにも反応するのは知ってましたが、「4」を押すと首振り機能がオンになったりオフになったりするというだけなので、少々不便でも目をつぶっていたんです。「4」なんてほとんど押さないし。
でも、よその家のリモコンで勝手にスイッチが入るのはちょっと怖いですよね。長時間留守にしてるときについたりすると火災も心配だし、そういう事故にならなくても電気代が膨大になりますし。使わないときにはいちいちプラグを抜けばいいのかもしれませんけど、それを徹底するなら、このヒーターにリモコンがついている意味はほとんどないわけで。
消し忘れて出かけたわけじゃないよねぇ…なんて見つめていたら、今度は目の前でスイッチが入りました。
とりあえずインターネットで検索したら、このページが引っかかりました。でもうちのは、ここでリコールの対象になっているIR-4622じゃなくてIR-4621だし…そうは言っても実際に問題があるし…と考えながら、問い合わせの電話をかけました。そしたら「色違いですね。銀色のになってしまいますが、それでもよければ交換します」って。
事故が起きるかもしれない重大な欠陥を抱えた機種のリコールなのに、色がどうとか言ってる場合なんですかね。まあ中には「白いのに替えてくれないなら現金で返せ」なんて言い出す人がいたりして、白も交換対象だとはハッキリ言いにくいのかもしれません。
でも一般の消費者は、この「osirase」というページを見て、ここには書いていないIR-4621という機種も、色が違うだけで同じ問題を抱えた商品だとはわからないでしょ。うちみたいに実際にその問題に遭遇してみないと。ずいぶん不親切で責任感の希薄な「お知らせ」です。交換は迅速にしてもらってホッとしていますし、3年前に発売した商品を新品と取り替えるのは、企業としては大変な負担なんだと同情はしますけどね。
さて、新しいヒーターを箱から出して気がついた。…もし近所で同じヒーターを使うようになったら、やっぱり勝手についたり首振ったりし始めるんだろーか。実は交換前の突然スイッチオンもそれが原因だったりして。リモコンって危険な代物ですねぇ。っていうか、このコードレス時代に、こんなボロアパートに住んでることが、あり得んぐらいキケンなのか。]]>
荒れ地に咲く花
http://spielfeld.exblog.jp/7452206/
2007-09-16T23:40:00+09:00
2007-09-17T12:32:36+09:00
2007-09-16T23:40:48+09:00
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特に6番くんは一皮むけましたね。新加入のシーズン初めは、このチームに合わせるにはどうすればいいかと考えながらのプレーで、それはそれでよくやってくれていましたが、何しろ結果が出ないし、本人が納得できるものではありませんでした。
夏場のリーグ中断期間を経ても変わらない現状を見て、ついに、チーム…というか監督の方針に合わせようなんて考えていたらダメだということに気づいたようで、彼は自発的に考えて表現し始めました。そして結果が伴ってきたことで、自分は正しいという確信を得たのでしょう。このごろ変わってきた彼のプレーについて、気づいた点を指摘すると、それこそ打てば響くという感じで明快な答えが返ってくるので、試合後に話していても実に楽しい。
そういえば、ほかの選手たちの口からも現監督をフォローするような言葉は聞かれなくなりましたね。相変わらず批判もしませんけど、不満や不安を匂わすことさえしなくなりました。もうアテにしないと決意したからではないかと推察します。
ここ数試合の好調の要因を聞かれたある選手は、「最後は気持ちの問題。自分たちはもともと実力があるチーム。前監督のもとで3年間やってきた仲間がほとんど揃っているんだし、それを忘れないこと。その後誰が監督になったって、自分たちにはできるんだって信じてやることが大事」と、かなりハッキリと前監督のサッカーに回帰することを宣言していました。代表で前監督のサッカーに触れて、その思いを新たにしてきたのかな。
チームの戦績を重大に考えると、無能な監督を抱えるっていうのは悲劇的なことに違いありませんけど、繰り返しビデオを見て仲間と討論しながら戦術研究に励んでいる選手たちを見ていると、本当に貴重な経験をしているな、彼らは将来、いい指導者になるだろうなと、ちょっと幸せな夢を見てしまいます。監督に頼ることができなくても自分たちを信じ、希望を失うことなく努力している選手たちに敬意を表します。今年、大きな花は咲かないかもしれませんが、一つひとつ、たくましく育ってくれそうです。]]>
問題の視点がズレますが
http://spielfeld.exblog.jp/7402469/
2007-09-06T01:43:00+09:00
2007-09-06T11:58:28+09:00
2007-09-06T01:43:55+09:00
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電話帳に記載されている名前と電話番号は、本人が公開に同意した情報であって、それがどう使われるかについてNTTは関知しない…。そりゃ当たり前すぎる話で、この話題で筆者が何を言おうとしているのか、よくわからないんですけど。要するに、エアコン・クリーニングの業者が電話でセールスするにあたって、営業用に任意に編集された名簿ではなく「電話帳」を使っていることを強調し、個人情報保護法を遵守しているためであるかのような説明をしていたのが気に障ったという話なのかな。
電話セールスのアルバイトをしたことのある知人が言うには、「どこでうちの番号を知ったんだ!」って怒鳴られることもよくあるんだそうです。察するに、業者さんのほうでも、「うちは怪しい名簿を売り買いしているわけではない」と伝えたい気持ちが先走るんじゃないですかね。詐欺的な悪質商法が横行する現在、個人情報とかプライバシーに関する法律をめぐってお互い神経質になってるような気がします。
エアコンのクリーニングといえば、以前は季節の変わり目ごとに、よく電話がかかってきました。電話帳には記載していませんし、相手はこちらの名前を知らないようでしたから、番号順に片っ端からかけているのでしょう。つまりセールスの電話は、電話帳とは関係なくかかってくるんです。
その都度、丁重にお断りしていましたよ。別に毎日かかってくるわけじゃないから、そんなにイライラする必要はありません。セールスするほうだって、前回断られているのを把握してたとしても、今回は用があるかもしれないという可能性にかけて電話するんでしょうから。こちらとしては、また同じように断ればいいと思っていたので。
でもうちの場合、お願いする可能性はほとんどないなと思って、何回目かのあるとき、「エアコンの手入れは身内に頼むので」と正直に言ったら、セールスレディーはちょっと鼻息を荒くして、「あらっ、専門家の方がいらっしゃるんですか。プロは素人にはできない、奥のほうまで洗浄するんですよ」と言いました。そこで「父が○○電機の専務なので」と答えたら、その女性は「失礼しましたーっ」と叫んで電話を切り、それ以来もう何年にもなりますが、まったくかかって来なくなりました。
自分から個人情報を明かしてしまいましたが、お互いに無駄が省けるので、よかったのかな、と思ってます。親に聞くと、会社だけでなく自宅にも、家電や住宅設備関連のセールス電話がかかってきたことはないと言ってますので、電話帳でも番号順でも、おそらく一応チェックはしてるんじゃないですかね。
いまの世の中、むやみやたらと個人情報を明かすのは危険かもしれませんけど、あまりにも他者との交流とか情報交換をしない人が、自ら暮らしにくくしているところもあるような気もしています。あ、こちらこそ話が飛躍して、いわんとすることが不明瞭になりましたか。
無理矢理、結論。自分の世界を狭くするばかりの「個人情報なんとか」よりも、セールスのプロと対等に渡り合えるコミュニケーション能力を身につけたいものだと思います。]]>
眠いっ
http://spielfeld.exblog.jp/7401792/
2007-09-05T23:37:37+09:00
2007-09-05T23:37:37+09:00
2007-09-05T23:37:37+09:00
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先週末まで週2〜3回のナイトゲーム観戦と、昼間は子どもやお年寄りを相手に肉体労働、加えて毎日午前3時に階下の目覚ましで起こされるという生活だったので、その反動なんでしょうか。寝だめできる体質ではありませんが、睡眠不足をあとで補う反応は、あって当然かもしれないですね。とりあえず仕事中は元気なのが幸いですが、ほかのことをする体力、気力が皆無です。
長期間サボってしまったこともあり、何から書いたらいいかわからないんですけど、気が向いたらまたぼちぼち、ひとり言をつぶやいてみます。ただ、こうしてやっとMacの電源を入れても眠いっ! ひたすら眠いです。]]>
牧者なき群れ
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2007-08-14T23:17:00+09:00
2007-09-02T22:17:43+09:00
2007-08-14T23:17:11+09:00
spielfeld
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少年やユースの大会は目白押しだわ、五輪関連もあるわ、Jもここぞとばかりウィークデイ開催だわで、それに絡む雑務がたまって処理が追いつきません。まあ結構、趣味的に観にいってるところもあるので、「忙しすぎ」と苦情を言う相手は自分自身を置いてほかにいないような気もしますが。 体力の限界に挑戦するような状況で観にいった試合が「何やってるんだ」って内容で、監督のコメントも意味不明、支離滅裂だったりすると、半ば逆恨みであることは承知で、ひと言苦情を言いたくもなりますね。ことにプロの試合の場合は。
監督の能力が低くても、選手が「前任者のサッカーを踏襲しつつプラスαを」と頑張っているなら、そしてほかのスタッフも目指すべきものがブレていないなら、まずはそれを実現することに全力を尽くすべきだと考えていました。今シーズン、いや昨シーズン途中からずっと。
何より選手たちが「課題は見えている」「修正できる」と言っている以上は、「そうか、頑張れ」って見守るしかないですから。しかし彼らは彼らのプロ意識ゆえに、「原因はあくまでも自分たちにある」という姿勢を崩さないようにしてきたわけですけど、指導者にそのプロ意識が欠如しているのに気づき始めていて、不信感とそれに抗う向上心との間で揺れているように見えます。
中断中に行われた合宿での、小さいけど見逃しがたい出来事と、その後、新メンバーを加えた練習と、さらにその方向性を覆すような再開初戦の采配。…このあたりを具体的に書くと完璧に批判になりますし、私の立場が悪くなることなどは取るに足らないことですが、そこに不信感を抱き始めていると告白した人たちを巻き込むことになりかねないので難しいです。
先週土曜日の試合、攻撃の選手のひとりは「失点をしたあと、もう一度気持ちを奮い立たせなければいけないのに、うちには声を出す選手がいない。そういうところをしっかりしないと」と指摘していました。記者さんたちに囲まれてのコメントでしたし、表向きの発言としては素晴らしく理性的です。でも実際のところ、そういうリーダーシップのある選手を大放出したのは監督とフロントだし、試合の流れが悪くなったり、ケガで交代する選手が出たときに、まず指示を出すのはベンチだろうと私は思います。またそれ以前に「不測の事態」に対し、できるかぎりの準備をするのも監督の仕事です。
試合開始から代表帰りの選手たちは飛ばしてたし、この試合にかける気持ちを感じましたけど、後半は足をつったり負傷したりで、案の定、最後までもちませんでした。それをまったく想定外で不運なことのように言ったかと思ったら、「コンディション的に難しい試合になると思っていた」とも言う監督。いずれにしてもその対策は立てていない。つまり「主力の体力がもってくれるといいな。もってくれなきゃ勝てないよ」って運任せの采配ですか。
「それでも自分たちで考え、声を出してピンチを凌がなければならなかった」と気丈に話す選手もいれば、苛立ちを抑えつつ、「予期しない事態で苦肉の策ではあったけど、そのときどきで具体的にどうすればよかったのか、ベンチからの指示がほしかった」と話す選手もいました。試合を観ていてハッキリとその苦悩が見て取れた選手に、ひととおり取材がはけてから声をかけて引き出した話なので、誰が言ったかは書きませんが、個人的な弱音というより、チームの現状を把握している言葉だと思いました。
サッカーはあらゆる局面で不測の事態が起こり続ける競技ですけど、それに流されるだけなら監督はいらない。ベンチに座って水を飲んでいるだけなら、むしろいないほうがマシです。いなければ選手たちは監督の意向など気にせず、自分のアイデアを信じて仲間に伝えるようになるかもしれませんよ。お、そうか。これは選手全員が監督の無能さを受け入れて、完全に自立するためのプロセスか。(ちょっとヤケ)]]>
ムシできないムシの話
http://spielfeld.exblog.jp/7251949/
2007-08-06T14:59:00+09:00
2007-08-06T15:21:05+09:00
2007-08-06T14:59:09+09:00
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以前このブログで、汚いトイレ自慢もとい、きれいになった自慢をしましたが、そのトイレ改善計画と同時進行でゴキブリ撲滅運動も展開してました。集合住宅ですから、完全にいなくなることはないでしょうが、努力の甲斐あって、とりあえずいまでは、よその部屋でバル○ン炊いたあとぐらいしか見かけない状態にはなりました。
こんなことを書こうと思っちゃったきっかけの記事:
ゴキブリが怖い「ホントの理由」を考える:Excite Bit
「怖い」というより、不愉快じゃないですか。招きもしない生き物が自分の部屋で勝手に餌をあさってたり、よその部屋の殺虫剤攻めから逃れて避難していると思うと。学生時代、食事時に「メシ食わして」って上がり込んできたヤツを一回受け入れたら、翌日からあたりまえのようにたかりにくるようになって、自分の甘さと相手の図々しさの両方を苦々しく感じたのに近いものがあります。侵略者は許せません。って、ゴキブリ相手に縄張り意識全開…っていうか後輩をゴキブリ扱い?
こんなことを書こうと思っちゃったきっかけの記事、もう1本:
ナンキンムシ被害で寝台車一時使用中止 フランス:Excite ニュース
先月、2週間ほど出張で留守にしたら、ゴキブリでもナンキンムシでもないんですけど、ダニが増えたのを感じました。どこのうちにも多少は棲息しているヒョウヒダニか何かで、刺されはしませんが、増殖すればこれを餌にするツメダニが連鎖的に発生するだろうし、結局刺されるのは時間の問題です。帰国翌日、直ちに畳を上げて大掃除。その後も今日までほとんど毎日、隅々まで掃除機をかけていたら、かなり少なくなってきたようです。
それでホッとしていたら、昨日の早朝、なぜだか窓の外を大量のハチが飛んでいて、その羽音で目が覚めました。幸いスズメバチじゃなく、おそらくミツバチでしたけど、その状態が続くと窓が開けられません。この暑い時期に死活問題です。雨戸の戸袋が怪しかったので、普段は使っていない蚊取り線香の、吊るせるタイプの皿を買ってきて戸袋の前に吊るし、一晩蚊取り線香を炊いたら、今朝はやってきませんでした。こんな盛夏に巣をかける場所を探していたのかどうか知りませんが、ともかく煙が苦手なハチたちは、ここにたむろするのをあきらめてくれたようです。
日頃、無愛想な態度で、人さまには「虫が好かない」と言われていそうな私ですが、実は次から次へといろんな虫が寄ってきます。それも困ったものですが、いつ倒壊してもおかしくないようなアパートに住んでいながら、「これはしばらくは安泰という吉兆かも」と、アテにならない慰めを自分に言ってます。]]>
やっぱり生でしょ
http://spielfeld.exblog.jp/7233451/
2007-08-02T23:58:00+09:00
2007-08-05T23:41:11+09:00
2007-08-02T23:58:24+09:00
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アジア杯は、出張中の分はビデオで、帰ってきてからは実況中継で観て…関係者に顔見知りもいるので、こんなところで悪口は書きたくないですが、いろいろな意味でイライラさせられることが多くてつらかったです。いつも「テレビ観戦記」は書かないようにしてますけど、今回は単なる「感想」さえ書く気が起こらなかったですね。テ○朝、ますますひどくなってませんか。
協会も放映権を割り当てるとき、金銭的なことだけじゃなく、その局の技量を考慮するとか、ある程度は「指導」したほうがいいんじゃないですかね。表現や報道の自由との絡みもあって難しいんでしょうけど、あまりレベルの低い放送を垂れ流されるのは、長い目で見ればかなり大きな損害ですよ。
まあそれはともかく昨日の試合の感想を残しておきたいんですけど、明日もまた早朝から肉体労働が待っているので、空き時間に少しずつ書き足すか、エントリを追加するようにします。そうでもしないと永遠に更新できそうにない気がするので。うーん、変なブログになってきました。 ============日曜日の夜にやっと追記をアップしてます============
久々に点差をつけて勝利した赤いチームを誉めるべきなんでしょうけど、相変わらず前半はフラストレーションがたまる展開で。まともに試合をしたのは後半に失点してからって感じでしたもんね。
相手の出方を見てから動き出しても簡単に負けなくなったことは進歩なのかもしれませんけど、評判はよろしくない。ここ2年ぐらい、赤いチームのサッカーがおもしろくないとはっきり仰る関係者も多くなりましたし、私もそう思います。よそよりつまらないサッカーをやってるというより、「こんなもんじゃないだろう」と不満が残るような試合がとにかく多い。
必ずしも確信的にサボっているということではないんですけどね。選手たちにしてみれば、自分なりに頑張ってるつもりだったり、よく自覚している人でも、なんだかわからないけど全力を出しきるチャンスを与えられないと感じてたり。そんななかでは、CBくんは何が足りなかったか、よくわかっているなと、試合後に大勢の記者さんたちにかこまれて話しているのを輪の外で聞いていて思いました。彼のコメントをそのまま書き起こせば、それが概ねこの試合のレビューになるぐらい。
前半もこの4番くん、あるいは6番くんが前線につっかける動きをしなかったわけじゃないんですけど、ほかの選手との連動性がないから単発に終わるし、彼ら自身がなんとなく恐る恐る前に出ているようなところがあって迫力に欠けるので、周りも様子見になる、といった印象でした。仲間に「よしここだ!」と思わせ、全体のプレーのピッチを上げさせるような動きになってなかったです。
11番くんが逆転での勝因について「負けたくないという気持ちで全員がまとまったこと」を強調していましたが、まあ、そのとおりだろうな、と思います。相手にゴールを奪われてから、4番くんのつっかけにサイドや中盤の選手も協力的に動くようになり、まさに怒濤の攻め。後半だけで23本ものシュート浴びせました。
一方の熊さんチームは、同点に追いつかれたあとは、体力も落ち、バタバタと崩れて逆転を許してしまいました。両者が相次いで得点した後半9分から19分過ぎにかけて、一旦ゲームを落ち着かせて慎重にやるのか、早い時間帯で追加点をねらうのか、意思統一が図れなかったように見えたね、と話しかけたら、代表帰りの5番くんが「そうですね。そのあたりをもっとハッキリさせないといけなかった」と振り返っていました。
この試合、彼はCBという慣れないポジションでプレーしました。出場停止の8番、14番、いずれも本職のCBというわけではありませんけど、さらに小兵で俊足の5番を3バックのまん中に持ってくるというのは、監督も思い切った策をとったものです。でもあながち無謀ということもなかったですけどね。赤の21番を28番や19番にマークさせれば、相手の攻撃陣もあとはそんなに大柄な選手はいないし、何より一番サッカーをよくわかっている選手をまん中に置いたのは的を射ています。実際、初めてにしては上出来でした。
だからこそ、今シーズンのセオリーを破って赤の4番がパワープレーを仕掛ける必要が生じたとも言えます。この古巣との対決で、彼はいつも目覚ましい活躍をみせますね。今回もそのことに触れられると、「相手に、あいつがいてくれたらよかったのにと思われるようなプレーがしたかった」と本音をもらしていました。
エンジンのかかりが遅く、最初から主導権を握る戦いができないことについては、いくら4番くんが「もっとサイドが高い位置でプレーしないと」「ヤマがサボり過ぎ」「ハセをもっと前に出すようにフォローしないと」とわかっているからといっても、じゃあすぐにそれが全員の共通認識になって試合に生かせるかといえば、実際にやるためにはもうワンステップの進化が必要なんでしょうね。
もっともディフェンディングチャンピオンの戦い方なんてこんなものだと言えないこともないわけで、「結果がすべて」「この上おもしろいサッカーをやる必要なんかない」といったような、サッカー観のもとでやっているとしたら、土曜日の試合は考えられる限りのベストゲームで、これ以上は望めないという結論になりますけどね。さて、監督の考えはいかに。]]>
細かくても譲れないこと
http://spielfeld.exblog.jp/7175712/
2007-07-24T00:30:00+09:00
2007-07-24T09:28:09+09:00
2007-07-24T00:30:07+09:00
spielfeld
未分類
昨日も小六のひとりについて、「あいつはトラップはうまいけど、そのあとがなぁ」と愚痴るコーチに、「それを言うなら “あいつはキックはまだまだだけど、トラップはすばらしい”でしょう」と意見したら、露骨に“こうるさいやつだ”というような顔をされました。でも、どっちでもいいことなら、わざわざ言わないです。
そのへんをよくわかってない学生の見習いくんが、「ああ、ありますよねぇ。すげえトラップで一瞬“おおっ!”とか思ったら、次のキックがひどくてがっかりすること」なんてお調子こくので、「子どもたちはコーチのためにサッカーやってるんじゃないからね。自分を喜ばすために結果を急いでたら少年の指導はできないよ」と釘を刺しておきました。
課題を重視するあまり、良いところを軽視してはいけない。ましてや、指導者のがっかりした気分なんて取るに足りないこと。どうしたら教え子の一人ひとりがもっと成長できるかを考え続ける限り、がっかりしてるヒマなんかないです。この学生コーチくんは教職の免許を取るつもりらしいですから、スポーツの指導ばかりではなく、教師としても心得ておいてほしいです。 ついでに言うと、上手にトラップできるのに、次のパスやシュートが乱れる子を見ていると、キックそのものに自信がなくて、ミスしたらイヤだなという悪いイメージを持ってプレーしているということもありますし、そもそも練習で身に付けたトラップを、いま何のためにやっているかという、つまり実用に達していないという印象を持ちます。
初心者のうちは、上手なボールコントロール自体が目的で、それを徹底的に練習させるだけでいいと思います。マッチアップはあくまでも遊びです。そしてある程度うまくボールを扱えるような5〜6年生の子には、同じボールコントロールの練習でも、具体的な場面を想定したものをやらせます。DF役と組ませるとか、2対2で攻守を競う形にするなどして。
たとえばボールが飛んでくる方向に対して右からカットに入ってくる相手がいる場合、体のどこを使って、どこにボールを落とせば取られないか、自分で考えさせて実行させたり、足を伸ばしてくる相手の立ち足のほうに落とすと簡単に抜けるよなどとアドバイスしたり、やってみせたり。当然、どのあたりにボールを止めたらいいシュートが打てるか、パスが出せるかを確認させることも大事です。
「ねらいを持ったトラップ」は、うまくいくとすごい達成感があるし、イマジネーションの発達した子どもはどんどん自分で場面を設定した練習をするようになります。もちろんすぐにできる子と、なかなか成果が現れない子はいますが、できないのを最初から最後まで子どもの才能のせいにするなら指導者はいらないです。何が上達を妨げる壁になっているか、それを克服するためには、一人ひとりについて違ったヒントが必要な場合もあります。
言うまでもなく、自分の思いどおりにボールをコントロールできるって、基本だけど偉大なことなんですよ。日本人ではカズなんかピカイチですね。私は彼のボールに触らないフェイントより、トラップのうまさに常々感心しています。もう少し若い選手ではジュビロの前田とか、ジェフの山岸とか。残念ながらJの選手は平均してこの部分が劣っていて、“トラップがうまくても…”と思うことより、“トラップさえうまかったら…”ということのほうが多いです。
少年のときは、日本の子どもは世界一じゃないかと思うぐらい上手な子が多いんですけどね。プロになってヘタになるわけじゃないでしょうが、どうもおろそかにしているように見えます。それは、前述したような「結果ばかりを急ぐコーチたち」とか、それをよしとする学校単位とか年齢別のクラブ編成が原因の一部分になっていると言えなくもないです。
「トラップなんかできたってシュートが決まらなきゃ、パスが通らなきゃ何にもならない」というのは本当でも、「シュートが決まりさえすればトラップのうまいヘタなんかどうでもいい」ということにはならないです。でもコーチがそう思っていたりしますからね。試合になれば、想定外の場面であっけなく点が入ることは否定しませんが、偶然ばかりに頼っていたらうまくも強くもなれません。ねらいどおりにやることを前提に練習に励めばこそ、自分たちの力で勝利に近づくこともできるし、成長することもできるんです。
アジアカップ準々決勝、高原の同点ゴール。ああいう本物の技術を試合で出せるのはすばらしいです。そういうプレー、そういう選手が、いつの日か日本代表の当たり前のレベルになってほしいです。試合中にできることやすべきこと、何ひとつおろそかにせず全神経を注いで取り組む本当のプロ選手が。その日をめざして、まず末端の指導者が手抜きしたらイカンです。]]>
とりあえず「ただいま」
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2007-07-14T23:23:00+09:00
2007-12-03T14:07:13+09:00
2007-07-14T23:23:09+09:00
spielfeld
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慌ただしく出かけて2週間、この7月は鬼のいぬ間にオフを楽しもう♪という甘い計画はおじゃんになりましたが、まあ、いい遠征でしたよ。おかげさまで楽しい仕事でした。依頼で出かけた先の話は具体的に書かないことにしますけど。
今日の夕方、帰宅するなりテレビにかじりついてナビスコ準々決勝を観戦したあと、ようやくシャワーを浴びてひと息ついて、さてブログを再開するきっかけを作ってから寝るか、とMacに向かった…というのが現在の状況です。再開についても思うところはいろいろあるんですけど、「とりあえず、ただいま」です。]]>
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